Fino Alla Fine

2016年2月中旬に結婚式をしてきたことをかきます

「岡村靖幸 結婚への道」を読みました

こんにちは、いくはらです。
今日は自分らの結婚式の話からはちょっとはずれるけど、最近読んだ本の感想を書きますよ。

読んだ本:「岡村靖幸 結婚への道」
ジャンル:対談集

岡村靖幸 結婚への道

岡村靖幸 結婚への道

一度も結婚をしたことのないミュージシャン岡村靖幸が32人の結婚経験者(あるいは独身主義者)に「結婚とは何か?」をインタビューしまくったその記録。
いつもファッション誌を逸脱しそうなファッション誌「GINZA」で連載中の大人気対談「岡村靖幸 結婚への道」が、ついに書籍になります。「結婚したい、けどどうしたら理想の相手に巡り会えるのか? 結婚したら愛は冷める?育児ってやっぱり大変?」。「結婚」という大きなステージの前で逡巡しながら、21世紀の青春を悩み謳歌するミュージシャン・岡村靖幸。作家、ミュージシャン、女優…尊敬する先輩、同輩たちに「実際のところ、結婚ってどんなものなんでしょう?」と率直な疑問をぶつけます。坂本龍一横尾忠則糸井重里藤井フミヤ内田也哉子吉本ばなな…まっすぐでピュアな岡村ちゃんにだけ語ってくれた、驚くべき「結婚の真実」。豪華ゲスト30人まとめて収録!
緻密なリサーチ(!)をベースに阿川佐和子さんもびっくりの、粘り強く、率直&素っ頓狂な質問の連続に、「そこまで言って大丈夫ですか?」とこちらが聞きたくなる、本音と秘蔵エピソードが満載の約300ページ。「結婚」への見方が大きく変わる、揺さぶられること間違いなし。結婚してる人も、してない人も、してた人、しようとしてる人も全国民必読(!?)の結婚バイブルが誕生しました!

 (Amazonの商品紹介から引用)

 

この本を知ったきっかけは、結婚式を終えた後、前髪を切るぞー!と行った美容院で雑誌を出してもらって、そこの新刊紹介ページに載っていたのを見たこと。GINZAだったかもしれないし違ったかもしれない。

"岡村ちゃん"さんについては、ミュージシャンである、お好きな方がたくさんいらっしゃる、ビバナミダ聞きました、くらいしか知識がない人生だったんだけど、その雑誌に書いてあった紹介に何かピンとくるところがあったんでしょうね、なんだかちょっとひっかかっていて。(そんな浅いアレなんですが、以下、岡村靖幸さんのことを本書内でも表記のあった岡村ちゃんで統一して書かせていただきます…)

 それでこの間、渋谷に用があって一人で行き、帰る電車は多少かかるので何か本が欲しいわと思いまして、ブックファーストに寄りました。
ちょっと前にTLで見かけたあの小説を買ってみようかな、この間ラジオで映画紹介を聞いたものの原作小説を買ってみようかな、とそんなことを考えながら本屋さんに入って、ふらりと小説コーナーをめぐっているときに、「アッ、そういえばこの間レビュー見て気になってた岡村ちゃんの結婚の本が欲しいぞ」とふと思い出して、芸能人エッセイあたりを流して現物とご対面いたしました。
大きさはイメージ通りだったし書影どおりの表紙が置いてあった。けど、手に取ってびっくり、天地小口がショッキングピンク!思わず1回棚に戻しました…wが、もう1度手にとって、お会計をし、カバーをかけてもらって帰り道から読み始めました。
ブックファーストの薄紫のカバーにショッキングピンクの小口染めってすごく春っぽい…。

 

runan ikuharaさん(@r1242)が投稿した写真 -


そんなわけで、「岡村靖幸 結婚への道」そのまま数日ゆるゆると読み進めまして、先日読了いたしました。ちょこっとずつ読んで1週間くらいかな。

読み終わってまず最初に、未婚既婚にかかわらず生き方のサンプルがこんなに読めるのすごい本だぞ!ってなった。
結婚できる年齢の著名な老若男女30組に「結婚とは何ぞや」というのを問うて回るわけなんですが、毎回、結婚観・(既婚者の方は)結婚する前としてからの価値観の変わり方・(離婚されている方は)離婚を経ての今の結婚観・相手に求めるもの・岡村ちゃんの結婚観に関するツッコミ・岡村ちゃんへお勧めするならこんな人…というのがほぼ必ず書かれていて、結婚についての皆さんの考えが一望しやすい。一覧表にしやすいというか。

こういう本をあんまり読んだことがなかったなあと思うんですが、対談集でもここまで「聞く項目」が決まっているものって意外と少ないんじゃないかなーと思って、頭で整理しやすく入ってきやすい対談でした。
あとは岡村ちゃんがすごく下調べをして対談に挑んでくださるので、あまり存じ上げない人でもその人となりが、その人の対談の項を読むだけで分かる、というのもすごいありがたい点だなあと。

入籍前後~結婚式あたりまでの間で何度となく、旦那さんと2人で「結婚に関する話っていうのを色んな人に聞いてみたい!」という話をしていて、お友達にも飲み会ついでにうっすらお話を聞いたりもしたけれど、ここまで突っ込んだ話は聞きたくてもなかなか聞けないところだったので、そこの知りたい欲をうまく消化できて、思った以上に満足感のある読書でした。

それぞれのお話もものすごい質量にグッとくるし、恋愛観・結婚観・家族観・人生観をまるごとひっくるめて甘さ控えめ実録多めの愛の話、が30本分の短編小説のように読めるすごい本だぞ!
ということで、どのステータスの方にも前のめり気味でオススメできる本でした。

 

この本で特にグッときたところを2つ、最後に置いておきます。

1つ目は、ちょうど「好きなものをぶっ叩かれると好きじゃなくなっちゃう?」みたいな話題があったころ、糸井さんの項に書いてあった部分を読んでしっくりきたとこ。

twitter.com


誰にも邪魔されず野次られず茶化されず、静かに自分の中だけで愛でるのもいいよねって思います。

2つ目は、1冊を通して「再婚」って1度も使ってないところがすごくすごく良いなって思いました。
同じ意味で書いたとしても「○度目の結婚」っていうのと「再婚」て言うのじゃ、ぱっと見の印象がだいぶ変わるし、そこを徹底されててすごいなって。あと中身の文体も全体的にすごく丁寧で不快なく読めたのも良かったです。

あと個人的には、岡村ちゃんの夫婦の理想像としてジョンとヨーコの話がちょくちょく例に出てくるのが面白かったです。

 

そんな感じで最近読んだ本の感想でした!
この記事の下書きを読んで旦那さんも読んでくれる気になって、ページを繰り始めたようなので、読み終わったら感想を聞いてみたいと思います。

指輪の刻印(とブログの名前)について

こんにちは、いくはらです。

だいぶゆっくり進行ですが、読んでくださってる方ありがとうございます!
記事を書くことで、みんなのちょっとした「まつわる話」が見えるのが楽しいですね。
いろいろ聞きたいのでぜひ教えてください。
今日は、前回で指輪のデザインの決まった話が終わったところで、刻印した内容の話をしようと思います。

 

前回ちょっと書きましたが、注文から数週後のフィッティングのときまでに指輪の中面の刻印を考えてきてね!という宿題を、お願いしたジュエリーショップのお姉さんから頂きました。

指輪の刻印というと一般的なイメージで「結婚記念日・(イニシャル)to(イニシャル)」くらいしか入れられないーと思ってたら、注文した指輪には34文字くらいだったかな、思った以上の分量の文字数が入れられる!リストの中のものなら絵文字も入るよ!とのことで、じゃあせっかくだし何かイニシャル以外にも入れようかねえということで、ゆっくり考えることになりました。

絵文字はうろおぼえだけどイルカとか音符とかバットとボールとかあった気がする。#がなくて「ハッシュタグは入れられないのかー」ってツイッターっぽい話をしたり。

それこそトレンド取り入れたいならハッシュタグぐらいは対応して欲しいなーと思いましたが、テンプレ名入れ形式じゃなく要望色々受けてくれるところなんかはハッシュタグ使えたりするんですかねー?その日は気になったけど調べてません

自分的には一般的な文字数で刻印が入るつもりだったので、ぱっと他に入れる言葉が思いつかなかったところ、旦那さんが「そういえばちょうどいいのがあるよ」ってこれを提案してくれました。

 

 FINO ALLA FINE

 

ブログのタイトルにもしてるやつです。イタリア語で「最後まで」って言葉。

これは旦那さんの好きなイタリアサッカーチーム、ユベントスのクラブモットーで、試合の応援ハッシュタグとしても使われている言葉です。

「死が2人を分かつまで」じゃないけど、最後まで添い遂げましょう的なニュアンスにとれて意味的にも結婚指輪にふさわしいし響きも綺麗だし、私も旦那さんと一緒にサッカー見ててユベントスファンになったし、記念日と名前と一緒にこれを入れよう、ということになったのでした。

始まりの刻印に終わりを考えてどうする!ってツッコミがあるかなぁと思いましたが、ふさわしいなら良かった

 

ということで、サイズ確認フィッティングの日に「FINO ALLA FINE・記念日・名前to名前」という文面にて提出しまして、十数日後、無事に刻印が刻まれた2人の指輪がショップに届いてまいりました。

お姉さんが尽力してくださって10月末に受け取れて、お誕生日プレゼントに間に合ったよ!w

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刻印わかるかな?

 

この間の結婚式のハッシュタグも、ブログの名前も、二人がわかりやすい言葉がいいなーと、その言葉を置いておきました、というところで。
ブログを公開してからそれこそユーべ関連と混じるのでエゴサしづらいタイトルだったなあと思いつつですが、ゆるゆると「最後まで」気長につづっていきたいと思います。
何気にエゴサしやすい名前だったりblog名が多かったので、逆にしづらいのは新鮮だったりします。ゆるゆるとつづっていただけるそうなんで私も楽しみにしています。
 
というわけで今日はここまで。
次は何を書こうか考え中です…。

踏み出すきっかけの指輪の話(その2)

こんにちは、いくはらです。
今回は、1回ご挨拶を挟みましたがその前の回に引き続き、結婚式に至る始点としての指輪選びの思い出について書きたいと思います。

前半戦はこちら!

finoallafine.hateblo.jp

 

1日目後半戦

若干ぐったりしつつもデパートを後にし、デパートのジュエリー売り場のやさしいお姉さんの話を反芻しながら、遅いお昼を食べる2人…。
ふらりと入ったカフェはとてもゆっくりできて美味しかったです。

tabelog.com

 もぐもぐしながら各デパートのブライダル優待情報をざっくり検索確認しつてみると、松屋のブライダル会員はクレジットなしで即日発行できるとあり、ご飯を食べてちょっと元気が戻ってきたので、じゃあ数駅動いて松屋に行きつつついでに銀座のデパートをはしごしてみようか、ということで銀座へ行くことになりました。

www.matsuya.com

 

銀座では、松屋を中心に三越、プランタン、丸井、を一通り見回って、それぞれブランドごと特徴のあるうんちくを伺いつつ試着させてもらったりして、自分たちのつけたい結婚指輪のイメージがうっすら固まってきました。
が、いろいろ見すぎて頭がパンクしそうだったのと、昼から動き始めたのでさすがにデパートもタイムリミット…なので、検討資料のパンフレットもたくさんもらったし、今日のところは一旦持ち帰って検討しましょうということになりました。

1日ではしごしまくったデパートめぐりでの印象をまとめると、
・つけたまま温泉に入りたいからゴールドよりもプラチナ
・ストレートで平たいのが邪魔にならなそう
・太くも細くもなくていい
・きらきらしすぎないほうがいい、むしろつや消しも捨てがたい
・ミル打ちのデザインかわいいね
・それはともかく思ったよりだいぶ高かったぞ
という感じ。

そんなに堅苦しくなく、ジュエリーっぽさもそこまでじゃなく、いつもつけてても邪魔にならなくて、無理しない値段感の奴がいいね、というところまでは絞られてきました。
前知識が全くなかったところから、ここまで方向性が決まってきたのは優しいお姉さん方のおかげだわ…と頭が下がりっぱなしです。
ちなみに、「ミル打ち」デザインは、指輪の両端とかに1周ぐるっと小さい粒が打ってあるようにに見える加工がされているもので、ちょっとカジュアルな感じのやつでよかったです。

ミル打ちデザインでこれはすごい!って思ったのはスタージュエリーのスターミルのやつ。普通は丸いミルのところが全部☆になってるの。ハートもかわいかった。

www.star-jewelry.com

あと、ニーシングの金属張力だけでダイヤを挟んで落ちない設置技術がすげえーってなりました。さすがのドイツデザイン!てかんじ。

niessing.jp

 

そして次の週…

平日の中でぼんやりパンフレットを見つつ、週末に見てきた風景を思い出しつつで、Webでもじわりと調べたりしていました。とっかかりがあると俄然見やすくなる。
そんな検索の中で、ちょっと気になる良さそうなデザインを見つけた!ということで、すぐ次の週末に銀座のブライダルジュエリー専門店へ予約して行くことにしました。
こういうことは、興味があるうちに!頭の中のイメージの鮮度が落ちないうちに!ってのはすごく重要だと思います。
とはいえ、買い物のために予約する、っていうのはあんまり経験がないので緊張の面持ち…。
時間どおりに到着した天井の高い店内はジュエリーが山ほど置いてあって、その中にひときわ多く、デパートのアクセサリーフロア1区画分くらいの結婚指輪がありました。

担当についてくださったお姉さんの案内で、その店内のガラスケースを1ブロックずつ見ていき、全部の棚に対して「名前とデザインの由来とかブランドの会社の説明⇒気になるものはすぐ試着⇒決選投票へ向けてキープor戻す」という作業をさせてもらいました。
そこのお店の自社ブランドから他のいろんなメーカーさんの取扱商品まで、10数ブロックあった気がするので本当に作業のようだった…。
ゴールド・プラチナ・太いもの・細いもの・装飾がたくさんのもの・つやのないもの・面白い形のもの、などの中からキープしたのは結局10組くらいあったかな。

このキープした指輪の中から、自分と旦那さんとペアのものを右手と左手の指にはめて、右と左とどっちがしっくりくるかを決めていく二者択一をしていくことに。
自分から見たところ・相手のを見たところ・2人で並べて見たところ・鏡越しで客観的に見たところ、を確認して、右より左の方が、ということをしました。
だいたい絞れてきた…と思っても、似たようなデザインが残っていくもので、最後の1組を選ぶ仕事は絞れるだけじゃだめなのが辛いところ…。
ちなみに、私たちはお互いの好みがあんまり離れすぎてないので、結婚指輪だし同じデザインがいいよねという共通意見のもと選んでいましたが、それぞれの好きなデザインの指輪をそれぞれ別々に選んで、2人が決めた結婚指輪とするのも全然アリだそうです。

そんな決選投票も、じっくり悩む時間をもらえたおかげで、無事に最良の1組を選ぶことができました。
3mm幅のプラチナ・つや消しにちょっとデザイン・1段下がった縁取りはつやあり・女性用はちょこっとダイヤ、というデザインのものに。
思ったよりお値段がいい具合にまとまったので、一緒に嵌めてかわいい用の細身のハーフエタニティリングも買ってもらってしまった!きらきら!

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ちょっと時系列いったりきたりで出来上がってきたときの写真ですが、こんな感じのデザインのやつにしました!

 

というわけで、デザインが決まって、指輪のサイズを決めて、いざ注文です。
オーダー後の流れとしては、途中にサイズのフィッティングが1回・その時に中面の刻印を提出・刻印を入れて納品、て感じで、他のお店でも聞いていたとおり、だいたい1か月くらいですねーとの事。
フィッティングの段階で自分の指のサイズに合った自分たちだけのもの、になってあがってくるそうです。
そのときに中面の刻印を考えてきてねーという宿題が出されました。

そして!

「提携のブライダルコンサルに行くとお得な特典がありますよ!よかったらお話だけでも聞きに行ってみてね!」
という担当のお姉さんのお言葉により、じゃあせっかくだし結婚式のお話だけでも聞きに行ってみようかねえ…という気になりましたのでした。

というわけで、やっと前置きが終わりました!
指輪をこのお店でお願いしていなかったら結婚式をすることもなかったんだなあと思うと、運命の指輪だったのかもねえ…。

指輪をしっかり買いに行ってみて思ったのは、ジュエリーは単価の高いもの、かつ結婚指輪はほぼ一生ものだからお姉さんたちもしっかり説明してしっかり売ってくれるなってこと!
実際に聞いてみないと分からないことも多いし、見に行って教えてもらえるのもおもしろかったので、今後もジュエリーを手にしてみてもいいかなあと思えるいい経験でした。

 

そんなところで今回はここまで!